本で読んで得た知識よりも、実践で掴んだ知恵のほうが100倍価値があるという話

こんにちは、aoiです。

今回は本から学んだ知識と、実際に体験したことで学んだ知識は、本質的に全く違うという話をしようとおもいます。

本から学んだ知識は、基本的にぺらっぺらのままです。

感覚的に伝わってほしいので、こんなシュチエーションを想像してみてください。

あなたが子供の頃から愛してやまないマンガがあるとします。それは日本で最も有名なマンガベスト3に入るONE PIECE。

それはまだルフィが大人の対応が出来た頃…ガイモンに対して優しい嘘をつけたり、ﾊﾟﾝﾀﾞﾏﾝがSBSで初めて紹介されたり、ｽﾓｰｶｰが無敵だと信じていたあの頃…遠い昔のころからあなたはONE PIECEファンでした。

そんなあなたが大学生になる頃、ONE PIECEが若者の中で特にもてはやされた時期がありました。

炎拳のエース、全てあいつのせいですよね。

悲劇のヒーローとして一躍時のキャラとなったヤツのおかげで、ONE PIECEはさらに幅広い層から読まれることになりました。

その結果、大学の講義室ではONE PIECE単行本の回し読みが横行、女子大生のランチトークにはエースマジイケメンンッッ！とか、思わず頬をビンタしたくなるような空気感が広がってしまった。

当然、あなたにもONE PIECEの話題がふられることがあった。

『ねぇ、ONE PIECEって知ってる？』
知ってるよ！！

『エース死んじゃって可哀想だけどマジ感動した～泣』
うるせぇよ！！

本当なんなの？なんであんなにエースエースって盛り上がったの？主人公はルフィだよ？麦わらの一味のことにもっと目を向けてあげて？
キャラが死ぬのがそんなに良いの？だったら空島編読みなって！モンブランノーランドと大戦士カルガラの最期なんて、死ぬほど泣けるよ？？シャンドラの灯をともせｪｪって鼻水流しながら叫びたくなるよ？？！！

とまぁ、当時はひどく強い憤りを感じたものでしたね。

・・・何が言いたいのか。

ペラい情報（さくっとまとめサイトを見たり、講義室で回し読みした程度)を語るヤツらとは、絶対に分かり合えないということです。

ONE PIECEと小さい頃から向き合ってきたガチ勢であるあなたや私とは、決して分かり合えないということ。

確かに同じ作品を読んではいますが、その理解・共感とする所は、天と地ほど違うのです。

何故なら、ヤツら（単行本回し読み組)には愛が無い。作品に対してエモーショナルな運動が極めて低いから。

彼らは話題だからなんとなく読んで、1週間も経てばもう作品の事を忘れている。

なんとなく作品を読んだという事実だけが残り、そこには作品に対する愛や友人と熱く語り合った思い出なんてものはこれっぽちも無いのです。どうせすぐに忘れ去ってしまうんだ。。

あぁ悔しい…

決して大きくなってからONE PIECEを読み始めた人を否定するつもりはありません。

ただ分かって欲しい。

ちゃんと作品と向き合ってほしい。作品を消耗品のコンテンツとして消費しないで欲しい。

ページを閉じた後、ストーリーに、キャラクターにそっと想いをよせてほしい。

そして願わくば自身の考えを持った上で、自分の口で語ろうではありませんか。。

すみません、つい本題から逸れてしまったので、話を戻しますね。

なんでしたっけ？

そう、本から読んだだけの情報と、自身の体験を通じて得た知恵は、大きな差があるということでした。

本から読んだだけでは、深い理解を得る事が出来ない。ただ知っているだけの状態です。

表面上的なことしか知らないので、応用が利きません。

それに対して自身の体験を通じて得た知恵は、心身に刻まれ、強く残ります。

その結果、あらゆるシュチエーションにおいてその知恵を発揮する事が出来るのです。

この場合はこのアイディアが使えるな、このアイディアと別のアイディアを組み合わせたら面白いかも。こんな風に発想が広がり、基礎的な知識を応用として活用することができるようになります。

体験として得た知恵は、あなたにとって大きな武器となるでしょう。

そしてその武器は使えば使うほど、より強くより鋭くなります。

だから、本を読んで知識を得ただけではダメです。

その知識を実践に投入して使ってみること。

そこで上手くいったり、いかなかったりするでしょう。その結果、体験としての成果が生まれます。

そのフィードバックを受けて、あなたはいくつかの気付きを得るでしょう。

その時、初めて情報として学んだ知識は知恵に変わります。

ぺらっぺらだった実体の無い知識が、血の通った生きた知恵へと生まれ変わるのです。