こんにちは、aoiです。
突然ですが、あなたには周りの人から言われてグサッとくる言葉がありますか?
たぶん、人それぞれによって内容は違うとおもいますが、私にとってグサッとくるのは次の言葉です。
「いつだってあなたは他人事だよね」
まぁ~初めてこの言葉を言われたときはそこそこ凹みましたね。
大学生の頃に付き合っていた彼女から言われたのを、今でも覚えています。自分ではそんなつもりがいっさい無かったので、衝撃的でした。
当時の私は、それなりに気が使えて優しい男だと自負していたので(全力うぬぼれクソ野郎)、余計に驚いたのです。。
そこで今回は、どのような言動を取ることによって相手に「他人事」というネガティブな印象を与えてしまうのかについて、しっかりと考えていきたいとおもいます。
この記事を読むことで、無意識の間に他人事な言動をしてしまっていないか、見直すきっかけとなってもらえれば幸いです。
また、人間心理について本質的なことを学びたいという方には、こちらの書籍がオススメです。心理学の知識を網羅的にカバーしており、とても学びになります。
それでは、さっそくいってみましょう!
他人事とは、どんな意味か?
まずは、『他人事』という言葉について調べてみましょう。
意味としては、以下の通り。
- 「自分には関係のない、他人の事」
まぁ、文字通りですね。笑
ちなみに正しい読み方は、「ひとごと」です。ただ世間では「たにんごと」と読まれたり使われたりするほうが多いのかも。
言うまでもないですが、「他人事」という言葉の意味は、あまり良い印象がありません。
実際に使われるときも、おもに相手の行動や人格を否定する際、よく使われるのではないでしょうか。
実は「他人事」という言葉には、さきほど調べた内容よりも、もっと残酷な・・・次のような意味が込められています。
ちょっと大げさかもしれませんが、相手があなたに対して抱いている印象なのです。
それは、こんな内容です。
- 人に興味が無い
- 相手の気持ちを理解しようとしない
- 淡白で冷たい人
- 協力的でない
- 主体的に動こうとしない
- 自分本位な人
相手があなたに対してこういった印象を受けた時、「あなたは他人事のように考えるのね」というキラーフレーズを発するのです。実に恐ろしいぃぃ・・・
「他人事」という言葉には実に多くの意味を含んでいることが判明しました。
では実際にどんな行動を取った時に「他人事」と言われるのか、次のモデルケースを参考に考えていきましょう。
他人事と言われてしまう残念な男性
さっそく他人事と言われてしまうモデルケースを紹介します。(※あくまで架空の話です)
このケースはわりとよくあるシュチエーションだとおもいます。それでは、みていきましょう。
いや~~~・・・
おそろしいね。
二人の険悪な光景が目に浮かびます。こんなシュチエーション、自分で書いておきながら絶対耐えきれんわ。。。
はい、というわけで陽介さんと優香さんのやり取りをみて頂きました。
ここでの問題点について、女性心を理解している大人な男性なら気づけるとおもいます。
陽介さんの残念ポイントを簡単にまとめると以下の通り。
・自分の支度を優先し、家事を手伝わない
・女性の支度に時間が掛かることを理解していない
・女性の求める答えを想像していない(最重要)
これらの行動が積み重なることで、優香さんは陽介さんに対して「他人事」というキラーフレーズをつかったのです。
陽介くん。これは誰がどうみても君が100%悪いよ。
では、具体的に何が悪かったのか、さらに詳しくみていきましょう。
残念な男の何がいけなかったのか?
まず1つめ。
レストランに予約をしており時間の制約がある中、彼女が自分の支度よりも家事を優先していることに気づくべきです。陽介は自分の支度だけ済ませて、あとはマンガを読むクズっぷり。同棲をしている以上、家事は二人で分担すべきです。
2つめ。
「ぜったい遅れないようにね」発言。
そんなこというくらいなら洗濯物畳むのくらい手伝えやボケェェ!って感じですよね。
「俺は間に合うよ、あとはお前が遅れなければね」というスタンスが丸見えです。
二人でレストランにいくのだから、二人でレストランに間に合うシナリオを作り上げていくべきなのです。
3つめ。
渋滞情報のヒントをもらっているのに自分で調べようとしないこと。
起きる出来事、情報に対して受け身=主体的ではない、つまり他人事であることがうかがえます。
しかもそれを支度中の彼女に調べさせようとする鬼畜っぷり。極めつけは「しかたないから俺が調べてあげる」感を出しているということ。とても感じが悪い男です。
繰り返しになりますが、二人でレストランに行くのだから、渋滞情報を調べることも二人の為にすることです。それにも関わらず「俺がしてあげる」という発言はおかしいですよね。もし、自分事として捉えていればそんな表現はしないはずです。
4つめ。
服装に対してのコメント。
彼女は大切な日だからこそ、服装にもこだわっているということを理解してあげましょう。確かに出発時間がギリギリなのは問題かもしれませんが、まず最初にそこを指摘すべきではありません。
彼女の気持ちになって、考えてみましょう。それができればどっちでも良いという回答は出てこないはずです。
解説は以上になります。
モデルケースを参考に、「他人事」といわれてしまう原因について考えてみてました。
それでは、最後に「こうすれば良かった」という模範解答を考えていきたいとおもいます。絶対的な正解はないとおもうので、みなさんも考えてみて下さい。
モデルケースの模範解答
~二人がレストランにいくまでの流れから~
陽介さんは支度を先に済ませました。ふと優香さんを見ると、出かけるまえに干していた洗濯物を畳もうとしています。
陽介「ごめん、気が付かなった」
陽介「洗濯物は俺が畳むから優香は支度を進めて」
優香「ありがとう、助かる!」
出発まであと30分・・・
陽介「支度はもう少しかかりそうかな?」
優香「ごめんね、もう少しかかりそう。レストラン間に合うかな~」
陽介「まだ全然大丈夫だよ、のんびりまってる」
優香「うん、なるべく急ぐね」
待っている間、陽介さんは残りの時間を確認しました。二人はレストランへバスで行く予定でしたが、時間帯によっては大通りで渋滞を起すこともあります。気が付けば雨も降ってきているようでした。
そこで陽介さんは渋滞情報を調べました。すると事故の影響ですでに大通りが大渋滞していることが判明しました。
それから5分後・・・
優香「そういえば、雨降ってきたけど渋滞とか大丈夫かな~」
陽介「うん、実はいま調べているんだけど、かなり渋滞しているみたい」
優香「え~!間に合うかなぁ」
陽介「大丈夫だよ、地下鉄でいこう」
優香「乗り換え時間とか大丈夫?」
陽介「俺に任せて。電車は遅延も無いみたいだし、本数も多いから大丈夫」
優香「ありがとう!」
それから10分後・・
優香「ねぇ、どっちの服が良いとおもう?」
陽介「う~ん、、どっちの服も優香には似合うから悩ましいなぁ、、」
優香「え~~」
陽介「うん、どちらかといえば左のほうが良いかな」
優香「じゃあ左の服にするね、あと少しだけ待ってて!」
陽介「は~い」
それから5分後・・・
優香「おまたせ!」
陽介「じゃあ行こうか。雨降ってるから足元気を付けてね」
優香「ありがとう、久しぶりの外食楽しみだね!」
それから二人は笑顔でレストランに向かっていきましたとさ。。。
はい、以上になります。
最初の陽介さんとは全然違いますね。笑
他人事と言われる人の特徴とは?
いかがでしたでしょうか。
「他人事」と言われてしまう人には、ある共通点があります。
それはズバリ、自分と相手の間に境界線を引いてしまう、ということです。
その境界線があるせいで、「これはオレの問題。ここから先はお前の問題だから知らないよ」というスタンスを取ってしまうのです。
さらにタチが悪いことに、自分ではその境界線を自覚できていないということ。いつ自分で線を引いたかも知らないし、どこまで線を引いているかも、なかなか自覚することが出来ません。
だからふとした瞬間に相手から「他人事かよ・・・」というキラーフレーズを食らう羽目になるのです。
自分と相手の境界線を見つける方法
では、どうすれば自分で引いてしまった境界線が見えるようになるのか、そもそも無くせるようになるのか。
それは、「つねに相手の気持ちを想像してみること」これに尽きます。
相手がどんな気持ちなのか、どうしてほしいのか、自分はどう振舞うべきか。
つねに想像し続けましょう。こればっかりは、すぐに出来るようになることは厳しいとおもいます。なので繰り返し特訓あるのみです。
そうすることで、普段自分が回りの人とどう関わってきたのか、だんだん分かるようになっていきます。
逆説的なようですが、他者を想像することで、自分の在り方が見えてくるようになるのです。そうすれば、いずれ相手から「他人事かよ」と言われることは無くなるはずです。
冒頭にも軽く紹介させて頂きましたが、「相手の気持ちを想像する」為に、心理学のノウハウはとても有効的です。
心理学は人間の思考に関わる学問なので、一度身に付けることで、かなり人生が有利になります。かなり分厚い本ですが、しっかりと心理学を学びたい方には特にお勧めの一冊となっています。
この本を読むだけで、人間の普遍的な考え方に関する知識が身につくので、今回のテーマである、他人事と言われないようにする為の対策本になるかもしれません。
はい、ということで今日はここまで。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
陽介さんと優香さんは同棲を始めて約1年、そろそろ二人の将来について真剣に考える時期を迎えています。しかし、お互い仕事が忙しく、最近では落ち着いて話をする機会もありません。そんな中、今日は二人が付き合って3年目となる大切な記念日。この特別な日の為に、二人は思い出のレストランへ行くことになっていました。
陽介さんは支度を先に済ませ、リビングでマンガを読みながらくつろいでいます。優香さんは出かける前に干していた洗濯物を畳み、部屋を軽く片づけてから自分の身支度に取り掛かっていた為、もう少し時間がかかりそうでした。出発の時間まであと20分・・
陽介「支度はまだかかりそうかな?」
優香「ごめんね、もう少しかかりそう」
陽介「分かった、でも絶対遅れないようにね」
優香「・・・うん」
それから5分後・・・
優香「そういえば、雨降ってきたけど渋滞とか大丈夫かな」
陽介「たぶん大丈夫じゃないかな」
優香「でも雨の日は大通りに出るといつも渋滞しているよ?」
陽介「じゃあさ、渋滞情報調べてくれない?」
優香「えっ、でも私身支度まだ終わってないから・・」
陽介「ちぇっ、しかたないな~、俺がサクッと調べてあげるよ」
それから10分後・・
優香「ねぇ、どっちの服が良い?」
陽介「えっ、まだ服選んでるの?まぁどっちでも良いんじゃない~?」
優香「あなたって本当に他人事・・」
陽介「だって、どっちもそんなに変わらないし!どっちを選んでも優香は綺麗だか・・」
優香「もういい、今日は行かない」
陽介「何でだよ、意味が分からない!」
優香「意味が分からないのは、こっちのセリフよ!!」
それから二人はケンカをしてしまうことになっていまい、せっかくのレストランにもいけませんでした。。。