初めは質より量に意識を向ける

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何かを始めようと思った時、私はいつもつまづいてしまうことがあります。

それは、完成度の高いイメージが先行してしまい、最初の一歩がなかなか踏み出せないということです。




描いた理想に対して、やるべきことの困難さを想像してしまい、

大変そうだなぁとか、どんな風に始めたらいいのだろうとか、

グダグダ考えているうちに

やってやるぞ!という初動エネルギーが

見事に奪い去られてしまい、結果何も生み出せずに終わってしまう。

そんなことが何度もありました。(これは今でも課題)




では、そんな“もったいない”状態に陥らないためには、

どんな考え方をすれば良いのでしょうか。



質より量を意識する

結論から言うと、質より量を意識するということ。

グチャグチャ考えるまえに、
まずはやってみなさいよ、ってことです。



「まず、やってみる」

言葉にするのは、とても簡単です。

ですが、なかなか実践できないのも事実としてあるでしょう。



すぐに実践できないのは何故か。

それは、私たちが子どもの頃の感覚を忘れてしまっているからではないでしょうか。



そこで、かんたんなシーンを皆さんに想像してもらうことにしました。


オモチャで遊ぶ子ども

あなたは小さい子供です。

目の前には大きな赤いバケツが1つあります。

中を覗いてみると、大きさや色や形のちがうブロックがたくさん入っています。

小さな黄色のブロックを、あなたは手にしました。

さらにもう一つ、緑色のブロックを手にしました。

ブロックの表面には凹凸があり、どうやらブロック同士は

くっつけることができるようです。

あなたはバケツの中にあるブロックを次々と取り出し、

無造作にくっつけたり、バラバラにしたり、またくっつけたりしました。



バケツのなかにあるブロックを

ただひたすらくっつけることに

飽きてしまったあなたは、ブロックを使って

なにかを表現しようとおもいました。



あなたはライオンのような形をしたブロックのかたまりを作ったり、

ふしぎなかたちをした建物のようなものを作ったりしました。

それらをつくっている時間は夢中になり、時間を忘れて遊んでいました。




しばらくブロック遊びになれてくると、だんだんコツを掴んできます。

ここのブロック同士はもっと小さいのを組み合わせたほうがカッコいい、

このブロックの色よりも、こっちの色のほうがしっくりくる、

自分なりのこだわりが出てきます。


最初はなんとなくブロックをくっつけることしかできなかったのに、

今では立派なお城をつくれるようになりました。



でも、あなたは最初から立派なお城をつくれたわけではありません。

ただブロック遊びが好きで、
それに熱中した。

好きな遊びをやり続けた。

自分なりに工夫して、ただ作品をつくり続けた。

だからブロック遊びが上手くなり、
立派なお城がつくれるようになった。


私たちは、この子供の頃の感覚をすっかり忘れてしまっているのではないでしょうか。


やらなければならないという”鎖”

何かを手に入れたい、

大きな目に見える成果。


それらを手にするために、
あんなことやこんなことを
やらなければならない。


やりたいではなく、

やらなければならない。


そこに強制力が働くことによって

好奇心という大きな原動力が低減されてしまうのです。

これってとっても勿体ないですよね。

やらなければならない”鎖”で縛られてしまうと、身動きが取れなくなってしまう。

そして最も恐ろしいことは、その”鎖”は誰の目にも見えないということです。





行動そのものを楽しもう!

もちろん、大きな成果を描くこと自体は、悪い事ではないとおもいます。

その描いた成果を実現する為に、

私たちは行動を取る必要があります。

その時に自問しましょう。


『行動そのものを楽しめているか?』

『結果ばかり気にして、行動の量が減っていないか?』


ここは大人になればなるほど、気を付けなければいけないポイントです。



もう少し、気楽になってもいいのではないでしょうか。

成果という見えない重圧に押しつぶされ、

大切な一歩が踏み出せないのであれば、

一度、成果のことは忘れてしまいましょう。



行動、そのものを楽しむ。

楽しいを続ける。

その連続を積み重ねていった先に、

これまでの自分では見えてこなかった

新しい世界が見えてくるのではないのでしょうか。

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