人はナゼ読書をするのだろうか?
若者が読書をしなくなったという新聞記事を毎年のように見かけます。
確かに私の周りにも、読書を習慣化している友人は少ないように思えます。
ですが、読書ほど効率的に学べる学習はありません。
今回は読書をする意義について考えていきたいとおもいます。
人はナゼ読書をするのだろうか?
読書をする理由は人それぞれです。
新しい知識を得てスキルアップする為。
もちろんあるでしょう。
好きな人が読んでいる小説の内容が気になるから。
もちろんあるでしょう。
ほかには・・・
ベストセラーとして売り出されているから。
あるいは長い診察時間の時間つぶし。
このように人が読書をする理由はたくさん存在します。
とくに動機については、なんだって良いとおもいます。
それに本の読み方についても、速読・遅読・積読など色々ありますが、本を読む本人がしっくりくるのなら、本とどんな向き合い方をしたって構わないのではないでしょうか。
本は、いつだって自由です。
少し乱暴な言い方が許されるのなら、書いてあることが正解ではなく、読者が受け取ったこと、それこそが正解だとおもいます。(これはおもに小説の話ですが)
本は読者に読まれなければ、存在意義を成しえません。
読者がいてこそ、初めて本は本と成りえるのです。
だからこそ、本に対してこう解釈しなければいけないとか、これが正解だとか、窮屈に考える必要はないのではないでしょうか。
読書はもっと自由であるべきです。
読書を通じて一つでも心動くものがあれば、それで良いのではないでしょうか。
読書は教養を磨く最高の手段である
読書は教養を磨く最高の手段であると考えています。
【まとめ】年収が高く優秀な人が実践している6つの習慣について紹介!でも読書を取り上げています。
そもそも一冊の本を完成させるためには、膨大の知識と労力が掛かりますよね。
時に作者は一冊の本を完成させる為に、たった一度きりの人生を捧げることもあります。
その汗と血と涙の結晶ともいえる一冊を、私たちはせいぜい1000円~3000円で手に入れることが出来ます。
人が一生をかけて学んだこと、気づいたことを、たったそれだけの金額で知ることができるなんて、
費用対効果が余りにも高すぎませんか?
人は本を通じて性別、人種、時代、あらゆる障害を越えて繋がることが出来ます。
世界の文豪や経営者の頭の中、感性を知ることが出来るのです。
どれだけ科学が進歩しても、私たちは故人に会うことができません。
それが本の世界なら会うことができるのです。
いつでも、どこにいても、ページを開いたその瞬間に。
その時代に著者が感じたこと、考えていたことが貴方の感性・知識としてインストールすることができるのです。
そうすると、もしかしたらあなたは夏目漱石と同じ感性をなぞることができるかもしれませんし、あるいは哲学者セネカと同等の知恵を得ることが出来るかもしれません。
こんな風に考えると、最高にワクワクしてきませんか?
自分の頭脳をはるかに超えた人の発想を知ることが出来る。
知らない感性、知識、文化を学ぶことが出来る。
それらをたった一冊の本から手に入れることだってできるんです。
もしかしたら、その一冊は世界的に有名な経営者や大統領が読んでいるかもしれません。
もしも貴方がその一冊について誰よりも精通していれば、その一冊に関しては
世界のあらゆる人と対等かそれ以上に語り合うことだってできるのです。
こんなに凄いことってあるのでしょうか。
読書をするメリットについて
読書をするメリットについて。それは以下の3つ。
・著者の感性、知識をインストールできる
・コミュニケーションツールとして活用できる
・物事の理解力が高まる
著者の感性、知識をインストールできること、コニュニケーションツールとして活用できることができる点については、先ほど述べました。
では、ナゼ本を読むことにより物事の理解力が高まるのでしょうか。
そもそも物事の理解力に必要な要因とは何でしょうか。
これは大きく分けると
知能指数(IQ)と感情指数(EQ)の
2つに分解できます。
IQが高い人に共通していえることは、論理的思考能力が高いということです。
この論理的思考能力とは、一体なんなのか。
分かりやすい例を書くと、以下のような思考フローのことを指します。
空を見た。
雨雲がかかっている。
だから家を出るときに傘を持っていこう。
もしこれが次のような思考フローだったらどうでしょう。
空を見た。
雨雲がかかっている。
明日はクリスマスだ。
全く意味が通じませんよね。
本は大量の文章で構成されています。それらの文章を通じて、著者は何かしらの主張を読者へ伝えようとします。
その際に使われるのが論理的思考能力なのです。
したがって本を読むとは、著者の論理的思考能力を追跡することになります。
一冊の本は平均すると約300ページあります。
読書をするとページをめくる度に筆者の論理的思考をトレースし続ける必要がある。
だから読書をすることで必然的に論理的思考能力が身に付くのです。
では、感情指数(EQ)はどうでしょうか。
これは特に小説を読むことによって磨かれます。小説の登場人物の心情の動きを、私たちは読書を通じて感じます。
「主人公はこんな風に物事を考えるのか」
あなたは時に新鮮さを覚えることもあるでしょう。
「こんな結末を迎えるなんて辛すぎる」
あなたは時に共感のあまりに涙を流すこともあるでしょう。
「自分ならあんなことは絶対しない」
またあるいは到底受け入れることができないこともあるでしょう。でも、それで良いとおもいます。
ここで大事なのは、小説という架空の世界を通じて、人それぞれ多種多様な感性を持っているということを知ることです。
自分の感性以外の”異種”とも取れるような感性を知る。
そこに多様性を見出すことが出来れば、人はそれぞれ違う感性を持っているという事実を受け入れられるようになります。
時に「ありがとう」という言葉が相手にとっては不快と感じることがあるかもしれません。
時に「ばかやろう」という言葉が相手にとって救いと感じることがあるかもしれません。
人の数だけ感性は存在します。
それらの感性は読書を通じて磨くことができます。
なぜなら小説という創作されたストーリーの中には無数の感情の渦が動いているからです。
感情の渦を通じて、わたし達は感情の流れを読み解くことができるのです。
まるで自らの実体験のようにリアルに感じられるほど小説の世界に没頭すれば、
それはもう貴方の”経験”となります。
金閣を燃やそうとおもったのも、
友人を自殺に追いやってしまった罪悪感でさえ、
”共感”することができるようなります。
共感できるようになればなるほど、EQは高まっていくでしょう。
どんな本を読むと良いのか?
まずはあなたの尊敬する先輩や著名人がお勧めしている本を読みましょう。
その人が面白いといった本を読むことで、あなたとその人の知識と感性のギャップを図ることができます。
それ以外には、やはり古典と呼ばれる名著がお勧めです。
時代を超えて今なお読まれ続けている名著には確かな力があります。
それは人間の普遍性やこの世の不条理、物事の本質が描かれています。
それらを読み解くことで、確実に物事に対する理解力が高まるでしょう。
もしも人生に迷うことがあれば、この記事に書いてある本も参考にしてみてください。【きっと役に立つ】人生で迷ったときこそ読んで欲しい3冊の本について紹介!
最後に
私は小さい頃、よく両親に図書館に連れて行ってもらっていました。
なので幼い頃から本と接する機会が多かったように思えます。
当時は特にありがたいと思っていませんでしたが、今振り返ると本当に感謝しています。
本を読むと人生が変わる。
こんな言い方をすると少し大げさですが、私はこのように考えています。
本を読む。
新しい発見や気づきを得る。
自身の行動に落とし込む。
今までの行動パターンが変わる。
結果が変わる。
人生が変わる。
そしてまた、本を読む。
シンプルですが、最強の自己啓発だとおもいますので、お勧めです。
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