こんにちは、aoiです。
今回はタイトルにある通り、『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』というビジネス本を紹介したいとおもいます。
この本を読むことで以下のことが分かります。
- ヒトの性格を5つに分類できる
- 自分がどの性格なのか診断できる
- 性格別の適切な接し方が分かる
それでは、さっそくいってみましょう。
FFS理論とは?
FFS(Five Factors & Stress)理論とは、ヒトを5つのタイプ(因子)に分類し、それぞれがストレスにどのように反応するか、また相互でどのような影響を及ぼすのかについて体系的にまとめられたものです。
起きた現象について、ある人には苦痛に感じても、ある人にとってはそうおもわないことってありますよね。
例えば、広い部屋のほうが開放的で良いと感じる人がいる一方、広い部屋だとソワソワして落ち着かない人もいますし、
街角のカフェなどガヤガヤしているほうが集中できる人もいれば、図書館など静かな環境を好む人もいます。
仕事についても、「君の考えるとおりにやってごらん」と言われて喜ぶ人もいれば、仕事を丸投げされたとがっくりする人もいる。
このようにある現象に対してどう感じるかは個人差があります。その個人差を大きくわけて5つに分類し、体系的に理解していこうとするのが、このFFS理論になります。
5つのタイプ(因子)について
FFS理論では、ヒトのタイプ(因子)を5つに分類していします。
凝縮性因子、受容性因子、弁別性因子、拡散性因子、保全性因子、この5パターンですね。それぞれ簡単に説明していきます。
凝縮性因子
自らの考えを固めようとする力。こだわりが強く、自分の価値観が明確にある。職人肌。ラーメン屋のガンコ親父タイプ。
受容性因子
相手を受け入れる力。優しくて面倒見が良い。後輩におごってくださいと言われたらきっと断れない、マザーテレサみたいな人。
弁別性因子
物事を白黒はっきりつける力。どうすれば合理的か追及する、理系人間。統計やデータ大好き。テニスの王子様の乾みたいなヤツ。
拡散性因子
活発で飛び出していこうとする力。大学ですぐに友達ができるタイプ。ドラクエでガンガンいこうぜしか使わない人は拡散性が高い。孫悟空やルフィみたいなヤツ。
保全性因子
現状を維持しながらコツコツ進める力。THEまじめ君、日本人はこのタイプが多い。安心・安全が大好き。慎重派。
FFS理論の自己診断をやってみよう
この本を買うと、自分がどのタイプなのか自己診断をおこなうことができます。さらに宇宙兄弟のキャラクターでいうと誰なのかを当てはめてくれます。
ちなみに私は受容性、弁別性、凝縮性の3つが高く、ピコ・ノートンというキャラクターでした。
また、本を買わなくても専用のホームページから無料で簡易版の診断も受けることが可能となっています。
無料簡易診断 診断を始める/宇宙兄弟×FFS理論
この無料簡易版でも何となく傾向は掴めるかもしれません。
さらに詳しく診断結果を知りたい人や、気になる相手との関係構築アドバイスを受けたい人は公式サイトから追加料金を払うことで知ることができるみたいです。
FFS理論の何がすごいの?
私がこの本を読んで一番すごいな~とおもったこと。
それは、それぞれのタイプ別の判断軸、ストレスの要因となるもの、ポジティブ反応時の特徴、ネガティブ反応時の特徴を細かく分析していることです。
そしてその分析をもとに、それぞれ因子ごとにどう接し合えば良いのかを提唱していることではないでしょうか。
※ポジティブ反応時とは、その人が本領発揮しているときのことを指します。また、ネガティブ反応時とはその逆の状態を指します。
例えば受容性因子の場合・・
ポジティブ:面倒見が良く寛容。
ネガティブ:おせっかいで過保護。
また、FFS理論で自己分析を行うことで、自分の気づいていなかった強み・弱みを新たに発見することが出来るかもしれません。
自己&他者理解を深めることができるツールといったところでしょうか。
それのみではなく、他者がどのタイプなのか想定したり、実際にFFS理論の自己診断をやってもらうことで、どのように接していけば良いのか見えてくるでしょう。チームビルディングを行う上で、大きな成果を発揮するはずです。
すでに大手企業であるソニーやホンダ、LINEでもFFS理論が採用されているみたいです。
人事課の人は新人・中堅社員研修でこのFFS理論を紹介してみるのも良いかもしれませんね。
自分と他人を理解しようとすることが大事
今回は簡単ですがFFS理論について紹介しました。
組織で動く以上、ヒトとヒトが集まり、集団でのコミュニケーションが必須となります。
その際、重要となってくるのが自己理解と他者理解。自分がどんな考えを持っている人間で、周囲はどんな考えを持っているのか。ここをしっかりと理解したうえで発言・行動しなければ、円滑なコミュニケーションを取ることは難しいでしょう。
この本を読むことで、自己理解・他者理解について多面的に学ぶことが出来ることおもいます。
中間管理職など、ヒトとヒトとの関係性で悩んでいる方には、ぜひ手に取って頂きたい一冊です。
以上、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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