会社から退職者が出ないように尽力することは無駄なのか?

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組織の定着率をあげること、すなわち退職者を出さないようにする
この点においてあらゆる力を注いできた時期があった。
ただ、近頃になって定着率が高いこと、退職者が出ないことは必ずしも良いことではないのかも知れない。そう感じるようになった。
新人時代は、組織内でなるべく退職者が出ないよう、従業員への声かけや信頼関係の構築に努めた。結果、定着率は多少なりとも良くなっていたとおもう。

だが、私の働きかけによって、辞めようとおもっている人が、辞めづらくなっていたのではないかとおもう。

もっと他の業界や別の仕事がしたい、地元に帰りたい。そういった想いを抱いている人を、私が働きかけたせいで潰してしまっていたのではないか。

そうおもうようになってから、必要以上に定着率に対して気を遣うことがなくなった。

会社という組織集団は有機体、生き物だ。
新しい人が入り、やがて人が出て行く。
無理にその流れをコントロールしようとすると、組織の体調を崩してしまう。
自然体でいて、かつ健康的に。
ひとり一人と正しく向き合い、会社としてやるべきことをする。
その上で、ひとり一人が将来的にどうなりたいのか、今進んでいる方向は適切なのかを一緒に考える。

そんなスタンスをとるようにしている。

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